最初に・・・「文明」とは、蒸気機関車の発明、自動車の発明、スマホの発明など、主に物質的に便利なモノを指します。時代や地域に限定されて、経済や技術の進歩に重きを置く物質的な概念のことです。これに対して「文化」とは、精神的な価値観について示したものです。
明治維新はペリー来航から始まりました。鎖国をしていた日本は、外圧によって開国が迫られ、明治44年に不平等条約が締結されました。日本は、徳川幕藩体制が終わり、社会は様変わりしました。明治維新がもたらした「文明」は蒸気機関車など豊かな「文明」でした。しかし、同時に1000年遅れた低レベルの「文化」を押し付けられる結果となりました。
「文明」と「文化」は異なる概念です。日本が押し付けられた「文化」。それは、法律違反しなければ何をしても構わないという民度の低い考え方です。西洋文化は基本的に、「自分さえよければ何してもいい」という考え方。誰も見てなければ、人のモノを盗んでもいい。自分さえ良ければ人に迷惑がかかっても構わない。この考え方で、他国を侵略し略奪し続けて、列強となったのがヨーロッパ諸国でした。「散切り頭を叩いてみれば文明開化の音がする」散切り頭とは、ちょんまげを切り洋風の散髪にした男性の髪型のこと。髪型とともに日本固有の「文化」は徐々に薄らいでゆくことになります。
日本で「文化」が育ったのは、地理的な背景があったのかもしれません。隣国と地続きの国家では、食うか食われるかの危機感の中でギリギリの生活を強いられてきたのかもしれません。現代は、ネットが普及したことで、世界中地続きになりました。さまざまな価値観が日本に押し寄せてきています。私たち独自の考え方や伝統的な文化は、私たちが積極的に守ろうとしない限り、どんどん薄らいで、いつかは消滅してしまうことになるのかもしれません。
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