日本の森林は約2500万haで、国土面積に占める森林率は、先進国の中ではフィンランドに次いで2番目となっています。森林は多種多様な生物が棲息する場であり、生物の多様性を維持しています。そして、森林は土壌に根を張ることで、土砂崩壊等を防いでくれています。さらに、森林は日本の温室効果ガスの吸収源として大きな役割を担っていて、国土を災害から守り、私たちが安全で快適な生活をおくるために欠かせない環境を整えてくれています。
日本は全国的に十分な降水量があるため、樹木が育つのに適した風土になっています。つまり、全国どこでも樹木が育つ環境です。水平方向に見れば、沖縄の亜熱帯から北海道東部の亜寒帯までの多様な気候を持っていますし、森林もそれに応じて多様になります。垂直方向に見ると、狭い国土に3000m級の山を持ち、急峻な地形であるため、低地帯~高山帯まで、高度に応じて気候環境が変化し、森林もそれに応じて多種多様な新種で構成されています。四季ごとに表情を変える「日本の自然の野山」は、世界から見れば、かなり魅力的なものに映っているようです。 |