□100年前の暮らし方
原始時代にまで遡らなくても、今から100年前までは、まだテレビも洗濯機もない時代でした。電気、ガス、水道もなく、井戸から水を汲み、油で明かりを灯し、食事は炭で調理をしていました。農家など存在せず、一般人は皆、自分の畑を持ち、食べ物を自給していました。自動車はないので、ひたすら歩くしかありません。生活の道具も自分で作って、壊れたらまた直して使っていました。身の回りのモノをフル活用して生活するためには、頭を使うことが余儀なくされた時代です。それでも、自分一人ではうまくできないこともあります。家は、畑の土を壁にして、近くの森から切り出した木を製材して、近所の人たちと協力して建てられていました。子供も大人も、特別な隔てもなく、皆が協力しあわない限り働き、物事が前に進みません。ですから、周りと仲良くして、協力し合うことが、すなわち生きていくための方法でした。スポーツなどという無駄な肉体労働などありません。日々生活することがまさに肉体労働であってスポーツでした。頭も体もフルに使って生活すること、それ自体が生きることでした。
そんな昔の暮らしは、体験しようと思ってもなかなか体験できる場所がありません。でも、唯一、山の中だけは、そんな時代とあまり変わっていません。何人かで山に入って協力しながら数日間過ごしてみることは、きっと貴重な体験になることでしょう。